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笑う警官
評価:
佐々木 譲
角川春樹事務所
¥ 720
(2007-05)

ほかのレビューでも多く書かれているように、なぜ「うたう警官」から本題に改題
してしまったのか、意味がわからない。
絶対に「うたう警官」の方が分かりやすい。

内容としては、尺が足りないと感じた。
上下巻くらいのボリュームで、もっと佐伯チームのメンツの人物像を深く掘り下げて
欲しかった。
佐伯が簡単に相手を信用して、ほいほいチームに加えるのも甘いと思った。
これらの要素から、全体的に詰めが甘いという印象が残る。

ただ、ラストの事件解決へのスピード感は秀逸。本をめくる手が止まらなかった。

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posted by: ユーリ | 小説一般 | 10:26 | comments(0) | trackbacks(0) |-
燃えよ剣(下)

再読。

司馬遼太郎の作品は他にも何作か読んだことはあるけど、もっと文章が理路整然と
していたと思う。
作者はよっぽど土方歳三が好きだったのだろう。文体が躍っているように嬉々としている。
時には雑然としながらも、まるで土方歳三の同人誌みたいな感じで、読んでるこっちも楽しく
なってくる。

作中、土方歳三らしい印象的な台詞がある。

沖田総司に語った、
「目的は単純であるべきである。思想は単純であるべきである。新選組は節義にのみ
生きるべきである」

近藤勇が官軍に投降する時に言い放った、
「男は、自分が考えている美しさのために殉ずべきだ」

これらは実際に言い残した言葉なのかもしれないし、作者の創造かもしれない。
でも、どちらも土方歳三という喧嘩師の人となりをよく表した言葉だと思う。

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posted by: ユーリ | 小説一般 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) |-
燃えよ剣(上)

再読。

土方歳三という人は、人を動かすことはあんなにも巧みなのに、自分の生き方は
どうしてああも不器用なんだろう。

根っからの軍師体質で、隊長の手綱をうまく操りつつ、自分は2番手で組織をうまく
まとめる。

いま下巻を読んでる途中ですが、一貫して政治・信条に興味がない。
思想はちょっとはあるかもしれないけど、ひたすら単純。
ただ剣のみに生きる。

飄々としてるけど、健気に土方に付いて行く沖田総司がいい味出してます。
沖田も政治・信条とはほど遠いところにある人だったから、病気にならずに函館まで行って
いたら、きっと土方のいい話し相手になったことでしょう。

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posted by: ユーリ | 小説一般 | 08:19 | comments(0) | trackbacks(0) |-
孤高のメス―外科医当麻鉄彦 第5巻

蘭先生、思いっきり晩節汚して死んでしまったな。
話が分かって腕の立つお医者さんで、当麻の崇拝者であり理解者であるというおいしいポジションに
いたはずだったのに。
死期が迫ると人間あんなに生々しくなるもんなのか。
それにしても、ここでもう出番がなくなるんだとしたら、彼がいてもいなくてもこのお話の大勢には
全く影響のない人物だったことになる。
登場の仕方が鮮烈だったので、当麻が肝移植を手がけるに当たって重要な役割を担う人物だと
思っていたのに。

そして、イカンイカンと思いつつも、やっぱり女の目線から当麻を見てしまった。
お見合い相手の大川翔子に対する煮え切らなさと、以前の死んでしまった恋人に対する未練
がましさがもうイラついてイラついて。
翔子と結婚する気ないんだったら、気を持たせるようなことしないでさっさと断れよと何度心の中で
当麻を詰ったことか。
あげくの果てに、院長から脳死肝移植をする交換条件に翔子と婚約することをごり押しされたときの
あの曖昧な返事と言ったらもう…

何はともあれ、当麻先生、いよいよ脳死肝移植をすることになりました。
大川翔子の父親の肝硬変が進行し、危篤状態になったときにタイムリー?に脳死になった若い
男性のドナーが現れました。
しかし、極秘裏に行われたはずのこの手術も、またしてもマスコミが嗅ぎつけてしまった。
上坂ウザッ!

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posted by: ユーリ | 小説一般 | 15:49 | comments(0) | trackbacks(0) |-
孤高のメス―外科医当麻鉄彦 第4巻

空也ちゃんの手術をキリのいいところで切り上げ、急いで熊本に帰郷したものの、
母峰子の死に間に合わなかった当麻。
葬儀の席に、若い頃に峰子に大変世話になったという台湾人の王文慶が現れる。
王は台湾でも1,2を争う病院の理事長で、昔世話になった峰子の息子の当麻を自分の
病院に招聘したいと言う。
同じ仏教の国でも日本とは国民性が違うのか、台湾は移植に対して割とフリーダムな考え方を
するお国柄のようで、王の招聘話に当麻の心は揺れる。

時をほぼ同じくして、蘭に下血が見られ、大腸癌と診断される。
当麻の執刀により手術をしたところ、肝臓に転移が見られ予後不良。余命は半年から一年。
ホスピスのあり方に懐疑的だった蘭が、いざ自分の余命を告げられた途端、当麻の勤める
甦生記念病院のホスピスに入りたいと言い出す。

生体肝移植を受けた空也ちゃんは、感染症や拒絶反応など次から次に問題が起こり、
結局亡くなってしまう。
勝てば官軍、負ければ賊軍の言葉通り、実川はオペの責任者として批判の矢面に
立たされる。

この話を読む限り、日本の医療の進歩を最も妨げていたのはマスコミだったのではないかと
思ってしまう。
空也ちゃんの場合は、移植の結果最悪の事態になってもかまわないと両親も承諾していたのだし、
何故にマスコミがあそこまで目くじらを立てて実川らオペのスタッフを批判しなければならなかった
のか、まったくもって理解不能。
脳死移植が日本で認められていなかった以上、当時の日本においては唯一空也ちゃんを救う
術が生体肝移植しかなかったのだから、第3者がそれについて横からゴチャゴチャと口をはさむ
べきではないと思ってしまうんだが。
〇〇ちゃんを救う会などで募金をつのって、日本人が大金を持って海外に飛んで
向こうで順番待ちをしている現地の人を押しのけて横入りするシステムにはどうしても
疑問を感じてしまうので、日本でも早く脳死移植について社会的にコンセンサスが得れれば
いいのにと素人ながらに考えてしまうのです。

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posted by: ユーリ | 小説一般 | 21:03 | comments(0) | trackbacks(0) |-
孤高のメス―外科医当麻鉄彦 第3巻

一匹狼だった当麻にも徐々に理解者や崇拝者が。

大腸肛門外科医の蘭先生の登場は何かの伏線なのか。
この先生の痔の手術のシーンはこの巻で一番衝撃的だった(笑)
痔には絶対なりたくない…

当麻の初恋のエピソードも出てきたけど、昔の青春ドラマのような古臭い印象。
これは時代設定いつなんだろう?
ずいぶん奥ゆかしい恋愛だな。

3巻まで読んでやっとこさ気付いたけど、この胆道閉鎖症の患者の空也ちゃんは、20年くらい前に
日本で始めて生体肝移植を受けた某裕也ちゃんがモデルだったんだ。
当時のことはうろ覚えだけど、とにかく毎日この子の容態が逐一ニュースで流れていたのは覚えて
いる。
最後には残念な結果に終わってしまったけど。

この空也ちゃんの容態がいよいよのっぴきならないところまできたので、日本初の生体肝移植が
実川と当麻の手でついに現実のものに。
でも、実川の段取りががなかなかに強引で、踏むべき手順をちゃんと踏んでないことから後で
すったもんだがありそうな気がする。

空也ちゃんの手術の当日の朝になって、当麻のもとに母危篤の報せが。

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posted by: ユーリ | 小説一般 | 06:46 | comments(0) | trackbacks(0) |-
孤高のメス―外科医当麻鉄彦 第2巻

1巻で当麻と対照的に典型的なヤブ医者として描写されていた野本が、因果応報のごとく
追いつめられていく。

こういう志の低い医師とは別に、当麻と同じく海外で肝移植を学んで帰国した実川が新たに登場。
胆道閉鎖症の子供が入院してきたことから、生体肝移植への伏線なのかもしれない。

時を同じくして、町長の娘と見合いをする当麻。
そして、彼がお見合いをしたという事実に、同じ病院内でヤキモキする同僚が何名か(もちろん
当麻を狙っている女たち)。
そして、当麻に過去に婚約者がいた事実も明らかになる。
その女性も医師で、肝炎患者に用いた注射針を誤って自分の指に刺してしまったことで、
劇症肝炎を発症し、10年前に亡くなっていた。

このお見合いの直後、熊本にいる当麻の母親が脳腫瘍で倒れる。
なんだか予後不良な感じ。

当麻はお見合い相手の町長の娘をどう思ったんだろうか。
美人だとは思ったみたいだけど、別にピンときたわけではないような感じがする。
その割には、誰かいい人はいないのかと周囲に聞かれると、なぜか決まってこのお見合い相手の
ことを思い浮かべている。
こういう恋愛描写みたいのはいらん気がするのだが、当麻の人間臭さを出すための演出なんだろ
うか。
しかし、人間臭さを出したいのなら、もっと内面をしっかり描写しないと、かえってうすっぺらくなる
気がする。

本音は当麻には女なんぞわき目もふらずに突き進んでいってほしいと思うんだが。

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posted by: ユーリ | 小説一般 | 20:36 | comments(0) | trackbacks(0) |-
孤高のメス−外科医当麻鉄彦 第1巻

9日に拍手を下さった方、ありがとうございます。
同じく9日に坂の上の魔法使いの記事に拍手を下さった方、不謹慎で甘い残像の記事に拍手を
下さった方、北走新撰組の記事に拍手を下さった方、ありがとうございます。

面白かったです。
レビューで、文章がヘタと書いていた方が何人かいて、ちょっと買うのを迷ったんですが、
確かにアレレ?と思う部分もありましたが、文章に勢いがあるのであまり気にならなかったです。
医師が書いた小説ということで、海堂尊さんと比べるレビューも多いですが、あちらは推理モノ
というか、ミステリーが主体のようなので、比べるのもどうだろうという感じですが。

主人公の当麻鉄彦は、昔の戦隊モノのヒーローかっていうくらい、清廉潔白、正義感にあふれた
優秀なお医者様です。
いまどきこんな人いないだろうっていうくらい。
若くて顔もよくて優秀で性格も温和で優しく、しかも独身!なんて外科医は絶対にいない!
その分、当麻の対比になる人物は、悪の親玉かというくらいひどい書かれ方をしています。
大した優秀でもないのに、地位やメンツや待遇ばかりにこだわって、果ては誤診をそのまま放置。
図星を突かれると逆ギレ。
患者からの評判もすこぶる悪いのに、大学病院から来てもらっている先生なので、大学病院との
パイプを断ちたくない病院側としては、辞めてもらうこともできない。

正義と悪の書き分けがはっきりしていて分かりやすいです。
ただ、ほかの医療小説よりも、専門用語が頻繁に出てきます。
病院関係者でない人には、聞き覚えのない言葉ばかりでちょっと戸惑ってしまうかも。
手術シーンなどは、何が一体どうなってるの?状態です。
ヴァリックスがラプチャー?何じゃそりゃ?とチンプンなんですが、ここで深く考えてしまうと
読み進められなくなるので、流れと勢いで読みました。
ブラックジャック読んだことある人は、ああ、手術中にこんなことをピノコに怒鳴ってたなーと
思い出すのではないでしょうか。

この巻は、当麻の海外での修行と、日本に戻ってからのエホバの証人の信者の少女の無輸血手術
のエピソードを主体に書かれていましたが、きっとこの先どこかで生体肝移植のエピソードが出てくる
のでしょう。

それにしても、白い巨塔でも思いましたが、学閥ってコワイですね…。

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posted by: ユーリ | 小説一般 | 06:33 | comments(0) | trackbacks(0) |-
1Q84 1-2巻

ノルウェイの森ではまってからというもの、既刊を全部買い揃え、以来村上春樹のオリジナル作品は
ずっと読み続けているという、ありがちな村上春樹作品の読者です。

村上春樹の作品は、理解されない人にはとことん理解されないんだと思う。
どこがいいのか分からないとか、好きになれないという人を多く見かけるけど(読者の絶対数が多い
ので、そういう意見も多いのだろうが)、村上春樹好きにとっては他人がどう評価しようと知った
こっちゃない。
その思想や世界観を理解できない人には、別に無理して理解して欲しいとは思わない。
むしろ、理解できなかったと言われると嬉しくなってしまう。
この世界観にひたれる自分に優越感を覚えるので。

…というスタンスで今までずっといたわけだけど、今回は村上作品を追い続けてきた自分にも、
ちょっと理解するのが難しい作品だったように思う。

とりあえずBOOK2までしか読んでいないのでまだ結論づけるのは早い気がするけど、あまりにも
突拍子のない展開が続いて、いささか面食らった。
前作の「海辺のカフカ」も割と突拍子のない話だったんだけど、その突拍子のなさが、まだ理解
できる範疇だった。
ボリュームがあってちょっと難解なんだけどさくさく読めるというのが村上作品の魅力だと思って
いたんだけど、今回は何度もページをめくる手が止まった。
途中、読破できるか訝しんだ。
結局リトルピープルや空気さなぎっていったい何だったの?
 ↑   ↑   ↑  村上作品を読むうえで、こういう疑問は抱いてもそのまま読み進めること、
ヘタに理屈はこねない方がいいというのは経験上わかっているんだけど、今回は心の声が
それを許さなかった。素直に物語に入り込めなかった。
これらは3巻を読めば疑問がとけるのか。たぶんとけないと思う。

純粋にラブストーリーとしてはよかったと思う。
10才のときから20年間ずっと天吾だけを想い続けていた青豆と、最近になってようやく自分は
ずっと青豆のことを好きで、青豆を必要としていると気付いた天吾の両想いのお話。

この二人がこれからどうなるのか、リトルピープルや空気さなぎの正体は何なのか、ふかえりは
どうなってしまうのか、天吾のガールフレンドだった人や編集者の小松があれからどうなったか
について言及はないのか、宗教団体「さきがけ」やつばさのその後、そしてタマルや老婦人の
こと。
未消化なエピソードはまだまだたくさんあるので、BOOK3でそれが納得いくように語られるのか、
それが楽しみ。

BOOK3に出てくるのか分からないけど、タマルが好きだった。
いま本が手元にないので、正確な台詞は失念したけど、人間が生きていくのに必要な風景の
話が好き。

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posted by: ユーリ | 小説一般 | 10:07 | comments(0) | trackbacks(0) |-
フレディ・マーキュリーと私
評価:
ジム ハットン
ロッキングオン
¥ 1,890
(2004-05)

2月25日、26日、28日に拍手を下さった方、ありがとうございます。
2月27日に氷の魔物の物語5の記事と、Dark Seedの記事に拍手を下さった方ありがとう
ございます。
28日に成層圏の灯の記事に拍手を下さった方ありがとうございます。

読んでて無性にイライラする本だった。
原文が稚拙なのか、翻訳が悪いのか、とにかく文章が破綻していて読みづらい。

ストーリーとしては、フレディ・マーキュリーと彼の恋人だったジム・ハットンとの出会いから、
フレディの死まで。

フレディがとても気まぐれで、扱いにくい人間だということは、別に今更驚くことでもなかった。
彼ほどの富と名声があれば、常にチヤホヤされて生きてきただろうし、フレディの恋人に
なりたい人なんていくらでもいるだろうから。

この本を読んで思ったことは、スターの恋人になんてなるもんじゃないということだ。
フレディもジムも、たくさんの人間に裏切られる。
本の冒頭にフレディの「ファミリー」として何人もの人物の写真が掲載されているが、その中の
数人が最終的にはフレディを裏切った。
フレディの病気が進行して弱ってくると、彼を見限って去っていった人もいた(葬式にさえ姿を
表さなかった)。
親しい仲間以外にはひた隠しにしていたフレディとジムの関係を、高額で大衆紙に売った人もいた。

ジムは一般人だったけど、金銭的にフレディの負担になりたくないと思っていた。
常に対等の立場でありたいと言って。
しかし、フレディが飛行機でファーストクラスに乗っているのに、恋人のジムだけエコノミーなんて
ありえない。
こうやってジムは徐々に贅沢に慣れていく。
ホテルはどこの国に行っても最上級のスイート、食べ物は最高級の物、周りにいる人間は全員
超一流の各界の有名人。

フレディと付き合い始めた当初のジムは、理容師をしていた。
彼はそのまま理容師として働き続けるべきだった。
しかし、彼は理容師を辞め、フレディに住み込みの庭師として雇われ、ほぼ囲われている
状態になる。

ジムが先に死ねばまだ幸せだったかもしれない。
しかし、フレディはジムを置いて先立ってしまった。
さらに不幸なことに、フレディの残した中途半端な遺書により、ジムはフレディと共に過ごした家を
追い出されることになる。
そして、職も住む家もなくなったジムは路頭に迷うことになる。

最後の章はまるまるそのことについての泣き言、自分を追い出した女性(法定相続人)に対しての
恨み言だった。
フレディのファンとしては、フレディが最後の日々をどのように過ごしたのかが知りたいのであって、
別に残された恋人の遺産に関わるすったもんだを知りたいわけじゃない。
ジムは常にフレディの財産などいらないというスタンスだったが、本当にそう思うのなら、この本で
女々しく泣き言を言うべきでない。

純粋にフレディとジムのラブストーリーだけで終始するべきだった。

この本を読んで収穫といえば、フレディの最期の様子がわかったこととあともう一つ、
「ONE VISION」のラストがずっとフライドチキン!にしか聞こえなくて、自分でもそんな
わけはないだろうと思っていたんだけど、本当にフライドチキン!だったこと。

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posted by: ユーリ | 小説一般 | 06:48 | comments(0) | trackbacks(0) |-