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エッグスタンド

JUGEMテーマ:BL小説

今回3冊読んだ中ではこれが一番面白かった。でも星3つなんだが。

悩める青少年とアラサー男のカップルというのはこの作者さんの中ではもうデフォなのかね。
ただ、前2作にくらべてやっつけ感が少なかった気がする。
双子の妹POVの話も好きだったし。
これってあとがきによると初期作品なんだなあ。いやでもこの作風の方が好きだよ。

前回の感想にも似たようなことを書いたけど、前2作を読んで、この作者さんにはちょっと
気になる点があるわけ。

このあとは辛口なので、月村さんファンの方は気分を害する恐れがあるので読まない方が
いいかも。

  ↓

  ↓

悩める青少年登場の場合、彼らの悩みの元凶は主に複雑な家庭環境だったりするんだけど、
それは精神的、及び物理的に彼らを孤立させるだけの手段にすぎないように思うのね。
うまいこと恋愛まで持っていくためのツールというか。

精神的、物理的に孤立して行き詰ってる所にタイミングよく大人の包容力ある男が登場して
あっさりと恋愛関係になって、ちょっとスッタモンダはあるけど最終的にはハッピーエンド。
それは非常に結構なんです。恋愛モノだから。
ただ、最初に風呂敷を広げたはずの家族との関係修復についてはあまり改善がなされていない。
最後まで根本的な問題を抱えたまま。
これは推理小説で言ってみれば、伏線の取りこぼしみたいなもんで、非常にモヤモヤ感が
残るのね。

ボーイズラブなんだからさー。
恋愛の方さえうまくいけばいいんじゃねーの?そこまで求めなくても。
とは自分でも思ったんだけど、…やっぱり求めるよ。

このエッグスタンドはそのモヤモヤ感が比較的少なかった。
だがしかし、モヤモヤがなかったかわりに大した萌えもなかった。
お互い何で好きになったのかよく分からんかったし。単にほだされただけのよーな。

BL読むにあたって常にドエロを求めているわけではないんだけど、この人の作品の場合、
「大切すぎて手を出せない」という非常に萌え要素の強い美味しいシチュエーションを多用
しているんだから、ようやく結ばれた時はこっちが恥ずかしくなるくらいガツンと盛り上がって
ほしいと思うわけよ。
もしくは、エロが薄いのであれば、感情の動きを濃密に書いてほしいんだなー。
そのどっちもなかった。
文章淡々エロ淡々だからなんか山なし谷なしの平野で終わっちまった感がすんのかな。
イベントの印象が薄いっつーか。

でもねー。二宮悦巳さんの絵大好きなんだよねー。
だから秋霖高校第二寮買うかどうか悩んでるの…
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posted by: ユーリ | 月村奎 | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) |-
ビター・スイート・レシピ

JUGEMテーマ:BL小説

3日に拍手を下さった方、ありがとうございます。

お正月に月村奎を読むという野望のもと、ランダムに月村作品を買い漁ったんだけど、
昨日感想を書いた「そして恋がはじまる」と、この「ビター・スイート・レシピ」はとてもお話が
似ていた。
なのでどうも感想が書きにくい。

共通点として、片方が悩める青少年である。そして、相方がアラサーで年齢差があり、
割りと社会的に成功している。且つ、途中で当て馬が登場する。

今回も、自己のアイデンティティーと存在意義に悩む美少年が主人公です。
しかも、それに加えてニートで引きこもり。

厳格な家庭に育った健太は、大学の受験を失敗したのを機に祖母が遺してくれた家で
ひきこもり生活を続けている。
何とかしなきゃなーとは思いつつもどうしようもできないのが引きこもりの引きこもりたる所以。
というわけで、祖母が教えてくれたレース編みをちまちまして時間を潰しながら無為な
毎日を過ごしていた。
そんな健太の元に、自己啓発の塊のような男、宇佐見が突然現れる。
いま健太が住んでいる祖母の家というのは住居兼店舗になっていて、店舗の部分を利用して
焼き菓子のお店を開きたいので、是非貸してほしいというもの。

最初は戸惑っていた健太だけど、宇佐見の勢いに気圧されて結局貸すことに同意してしまう。
その後の宇佐見は松岡修造のごときエネルギーで物事を進め、あっという間に菓子店の
開業までこぎつける。

自分のお店を開店するという夢を実現させて、希望いっぱい、活力に満ちた宇佐見を見て、
すげーなー。生きるってこういうことなんだろーなーと羨みつつ、それに比べたら自分なんてと
卑下しつつ、段々宇佐見に惹かれていく健太。
一方、初めて会った瞬間から健太に一目惚れしていた宇佐見。
こうなりゃ話は早いわな。
しかし、一目惚れされるような麗しい引きこもりなんているのかねと思うけど、そこは華麗にスルー。
ちょっとした悶着のあと、二人は割りとあっさりくっつく。

このあとがデジャヴを見てるようだった。
好きなんだけど、大事すぎて手が出せない→いつまでたってもキスしかしてこないってことは、
ひょっとして自分のことはそういう対象じゃない?→悶々の無限ループ
そこへ当て馬登場。
もういつまでごちゃごちゃやってんのよーとっととやることやっちゃいなさいよーとばかりに
主人公二人を引っかきまわして退場→めでたく二人は結ばれて大団円

この一連の流れが「そして恋がはじまる」とそっくりで、(ノ∀`) アチャー だったの。
こう書くと、私が当て馬批判主義者のようですが、違いますよー!
当て馬は時には萌えの絶妙なスパイスになるのです!
ただ、たまたま連続で同じ流れだったのでウヘアだっただけで。

あ、あとそして恋が〜の未樹もそうだけど、主人公がちょっと庇護されすぎかと。
そして感情が常に内向き。
そういう設定の主人公なんだろうけど。
年の離れた大人の恋人っていうのは、鬱屈した青少年の悩みの吐き出し口としては
最適かもしれんが、悩みの大本である家族と一度がっつり対決して言いたいこと
言い合って大爆発しないと本当の解決はないと思うんだが。

まあこれはBLだから家族の諸問題はいいのか、別に。

最後には健太も進路を決めたからいいかっちゅーことで。うん。
 
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posted by: ユーリ | 月村奎 | 18:41 | comments(0) | trackbacks(0) |-
そして恋がはじまる

JUGEMテーマ:BL小説

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

12月29日、31日、1月1日に拍手を下さった方、ありがとうございます。

お正月休みはたくさん本を読むぞー!と大張り切りで年末に本を買い漁りましたが、時間が
余っている時にかぎって本は読まないもんなんですね。
読んだのはわずか3冊。
その他は何をやっていたかっちゅーと、別に何もせずに犬とマターリゴロゴロ食っちゃ寝しながら
紅白やら箱根駅伝やら見てました。
あ、でも昨日の夜人生初の金縛りにあってすごいびっくりした。 
まあそんなことはどうでもいいんですが。

このお正月には月村 奎を読もうと前から目論んでいた通り、3冊ともこの人の作品を
読みました。
最初がこれ。

自己のアイデンティティーと存在意義に悩む高校生の少年、未樹。
存在意義。
好きな言葉ですねー。レゾンデートルとよぶ方が好きですが。

未樹は生い立ちのせいで周りの顔色を伺いながら、周囲の意見に合わせるのが癖になって
しまっている。
生い立ちのせいとはいいますが、そんな暗くて悲惨な家庭環境ではないんだけど。
実の母は若くして結婚、未樹を産んだものの、すぐに離婚。
スタイリストとして生計を立て始めるも、仕事時間があまりにも不規則なので、見かねた親戚が
未樹を引き取ることに。

まあ、言ってしまえば未樹は大人の犠牲者なわけです。

とは言え、この親戚もいやいや未樹を引き取っているわけではなく、ちゃんと愛情をかけてもらって
家庭内も円満だし、実の母親とも月に一度は会って良好な親子関係を保っている。
しかし、この円満で良好な親子関係を保つために、未樹は無理をしていい子を演じている。
もっとも、それが無理をしていると自分で気付かないほど染み込んでいるんだけど。

でも、ここのところ、そんな自分に段々疲れてきていた。

そんな時に偶然出会って親しくなったのが、司法書士の浅海。
浅海の事務所にいる時が一番くつろげる時で、浅海は未樹が唯一気を使わなくていい大人なはず
…なのに、ついついいつもの癖で空気を読みすぎて、いい子を演じてしまう。
未樹にとって誰かから疎まれるということが最も恐れていることなので、大好きな浅海に対しては
細心の注意をはらって接していた。
にも関わらず、ある日突然、「もうここには来ないで下さい」と浅海から言われてしまう。

浅海も無意味に未樹を傷つけたわけではなく、ちゃんとした理由があってのことだったんですが、
自分の居場所を確保するために周囲の顔色を伺いながら慎重に生きてきた未樹にとっては、
この浅海の言葉は全人格を否定されたも等しい爆弾発言なわけです。

このあとはネタばれになりますが、浅海と未樹は途中で当て馬っぽいのが現れますが、
割とあっさりとくっつくんですよ。
それはいいとして、不満だったのが、未樹の人格形成に大きな影響を及ぼした母親との関係が
うやむやにされたこと。

作中で未樹の母親は三十台半ばにしてデキ再婚をするわけですが、赤ちゃんのために仕事は
やめると宣言したわけです。
で、自分の時は仕事を選んだくせに、今回は子供を取るのかよーと未樹はかなりぐちゃぐちゃと
悩む。でもその感情はあくまで内向き。
これもっと感情を爆発させてもいいよね。
でも、いざ母親の結婚式に出席してみたら、幸せそうだったからいいかーであっさり終わっちゃった。

ここがちょっと消化不良だったな。
母親との関係にきっちりカタをつけないとアンタにとってのカタルシスはないぜよと思ったんだけど、
この作品、どうやら続編があるみたいなのね。

そこでどうなるかが楽しみだ。
というわけで続編に期待。
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posted by: ユーリ | 月村奎 | 20:08 | comments(0) | trackbacks(0) |-