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蝉時雨のやむ頃

評価:
吉田 秋生
小学館
¥ 530
(2007-04-26)
JUGEMテーマ:漫画/アニメ
 
もはや大御所の域ですね。吉田秋生。

立ち寄った本屋で、試し読みができるようにビニールカバーが取り外してあった。

ぱらっとめくってみて、ああ、こういう風に絵が変わったんだなと思った。
櫻の園の頃の絵と、夜叉の頃の絵を足して2で割ったような感じ…?
いい具合に熟して丸くなった。
且つ、男の子のカッコ良さはそのままに。

吉田秋生と言えばBANANA FISH。

BANANA FISHは本当に大好きで、その昔連載していた頃、毎月本当に楽しみに
別コミ(別冊少女コミック)が出るのを待っていた。
そして、毎月絵柄が劇的に変わっていくのを驚きながら見守っていた。
一巻のアッシュと最終巻のアッシュの顔の変貌ぶりはそれは凄まじいものだった。
そして、最終巻あたりのあの尖った絵柄が吉田秋生の絵の完成型だと思っていたけど
違っていた。
年月が経って、原点に戻りつつも、更に進化していた。

BANANA FISH以降、ほとんどまともに吉田秋生の作品を読んだことがなかった。
どうしてだか分からないけど、多分BANANA FISHがこの人のキャリアハイだと勝手に
思い込んでいたから。

でもこの蝉時雨のやむ頃を読んで、それは間違いだと思った。

長い間離れててごめんねって心から思った。

稀代のストーリーテラー。
最近、この言葉があまりにも軽々しく使われてて、もはや陳腐でさえあるんだけど
語彙が貧困だから他に最上級の褒め言葉が思いつかない。

姉妹だけで鎌倉の古い一軒家に住む幸、佳乃、千佳。
この3人のもとに、長い間離れて暮らしていた父の訃報が入る。
佳乃、千佳の二人の妹は幼かったために父の記憶があまりなく、優しかったという印象しかない。
でも、長女の幸は違う。
優し過ぎたゆえにダメ男だった父の隣で苦悩し、泣いていた母の背中を覚えている。
他所に女を作って家を出て行った父がいまだに許すことができず、幸は葬式への
出席を拒否。
代わりに下の二人の妹が葬儀のために山形へと向かう。
そこには、三姉妹とは腹ちがいの妹のすずがいた――

こう書くとジメっとしたお話のようですが、全然そんなことはありません。
この三姉妹+妹のすずの漢っぷりがいっそ清々しいです。

これを読んだ後、自分は年をとったんだなあと訳もなく思った。
吉田秋生ももうBANANA FISHを書いていた頃の吉田秋生ではないし、
私も、もう毎月別コミを楽しみにしていた少女ではない。
当時、アッシュや英二より年下だったのに、今や彼らの年齢を相当上回ってしまった。

時間が流れたんだなあとちょっとだけ涙目になりました。

蝉時雨のやむ頃。

ある程度年齢のいった人に読んでもらいたい。
無性に昔懐かしくなるお話です。

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posted by: ユーリ | 漫画一般 | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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